PayPay銀行の定期預金と普通預金の選び方

PayPay銀行のネット定期は、1カ月から1年まで年0.50%です。普通預金は残高条件によって利息の金利が最大年0.60%になるため、預ける期間だけでなく、毎月維持できる残高と引き出す予定も合わせて選びましょう。

11月1日からの普通預金の引き上げ予定は、10月中の金利と異なります。ポイント年0.10%相当には受取設定と上限があり、現金の利息とは使い道も違います。

2026年10月16日時点/更新日:10月16日。金利・ポイント付与率は税引前年率です。

満期のカレンダーと貯蓄箱、日々の残高を表すカレンダーと硬貨のイラスト
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ネット定期は1年まで年0.50%。期間で金利が変わる

個人向けネット定期は1万円以上1円単位で預けられ、期間は1カ月から10年です。預入時の金利が満期まで適用されます。長期ほど金利は高くなりますが、途中で使う可能性のあるお金まで長期間預けると、中途解約で利息が減ることがあります。

個人向けネット定期の通常金利(2026年10月16日時点、税引前年利)
預入期間金利
1カ月・3カ月・6カ月・1年年0.50%
2年年0.65%
3年年0.80%
5年年1.00%
7年年1.10%
10年年1.25%

年0.50%は1年あたりの利率です。1カ月預けて元本の0.50%を受け取れるわけではありません。利息は365日基準の日割り・半年ごとの複利で計算し、満期にまとめて受け取ります。個人の利息には通常20.315%の税金がかかります。3億円以上は書類申込の大口定期となり、金利・取扱いが異なります。

出典:PayPay銀行「円預金金利」「円定期預金 商品要項」、国税庁「利息を受け取ったとき」。金利表のネット定期は10月16日、個人の通常普通預金は8月1日が表示基準日です。

普通預金は10月と11月で金利が異なる

個人の通常普通預金は現在年0.30%です。「ステップアップ円預金」は、年齢と円普通預金の月中平均残高に応じて利息の金利が上がります。10月31日までは最大年0.60%、11月1日からは最大年0.70%へ引き上げ予定です。年0.80%相当という案内には、11月以降の利息最大年0.70%と、別途受取設定が必要なポイント年0.10%相当が含まれます。

ステップアップ円預金の利息(通常分を含む税引前年利、個人向け)
月中平均残高の条件10月31日まで11月1日からの予定
年齢を問わず5万円未満年0.30%年0.40%
年齢を問わず5万円以上。次の区分未満年0.40%年0.50%
29歳以下は10万円以上100万円未満/30歳以上は50万円以上200万円未満年0.50%年0.60%
29歳以下は100万円以上/30歳以上は200万円以上(1,000万円まで)年0.60%年0.70%
1,000万円を超える部分年0.40%年0.50%

通常金利分(10月は年0.30%、11月は年0.40%)は、当日の最終残高が1万円以上の日だけが対象です。普通預金は変動金利のため、今の金利が1年間続くとは限りません。29歳以下の残高条件は、満30歳になる誕生月の月末まで適用されます。法人・個人事業主は本特典の対象外です。

11月改定は9月18日の公式発表による予定で、10月16日の適用金利ではありません。新金利は11月1日から適用され、Web・アプリの画面表示は11月2日から反映予定です。

出典:PayPay銀行「ステップアップ円預金」「11月1日からの普通預金金利引き上げ」。

10月16日に200万円を入れても、月中平均は約103万円

月中平均残高は、毎日の最終残高を合計し、その月の日数で割った金額です。月末の残高や、その月に一度でも達した最高残高ではありません。

例えば、10月1日〜15日の最終残高が0円、16日〜31日は毎日200万円なら、10月の月中平均残高は200万円×16日÷31日=約103万2,258円です。30歳以上では200万円の条件に届かず、10月の金利区分は年0.50%となります。29歳以下なら100万円の条件を満たし、年0.60%の区分になります。残高0円の日には通常金利分の利息は付きません。

年齢区分、毎月の支払いで減る残高、預ける日を合わせて判断しましょう。今月の入金額だけでなく、翌月も平均残高を維持できるかが、普通預金と定期預金を選ぶ目安になります。

ポイント年0.10%は別設定。上限も利息と違う

ポイントを受け取るには、PayPayアカウントとの連携と、PayPay銀行でのポイント受取設定が必要です。ログイン後のPayPayポイント欄で「設定する」から「ポイント受取をはじめる」へ進みます。設定は毎月末締切で、公式案内では設定した翌月からの付与となります。受取設定と付与結果は、預金革命の付与明細やPayPayアプリで確認できます。

  • 利息の特別金利は1,000万円まで、ポイントは月中平均残高500万円までが上限です。
  • ポイント年0.10%は税引前の付与率です。付与時に20.315%相当の税金が差し引かれます。
  • 付与されたPayPayポイントは出金・譲渡できません。現金の利息と同じ受取額として数えず、利用する予定があるかも確認します。
  • 「ドル&円2%預金」が適用される残高は別条件となり、ステップアップの特別金利・ポイントの対象から除かれます。円だけを預ける場合と、外貨を組み合わせる場合を混同しないようにしてください。

例えば円普通預金の月中平均残高が600万円で、外貨の優遇適用がなければ、利息の対象となる600万円すべてにポイント年0.10%が付くわけではありません。ポイントの対象は500万円までです。ネット定期預金の残高には、この普通預金向けの特別金利・ポイントは適用されません。

定期と普通預金は、使う時期と条件の維持で選ぶ

使う日が決まっていて、満期まで引き出さないお金は、契約時の金利を固定できるネット定期が候補です。一方、生活費や急な出費に備えるお金は、引き出しやすい普通預金に残す方が使いやすくなります。

10月のネット定期1年は年0.50%です。ステップアップ円預金は残高条件を満たせば利息だけで最大年0.60%になるため、「定期だから必ず普通預金より高い」とは限りません。ただし、普通預金は途中の出金で平均残高が下がり、金利自体も変わります。ポイントを使わない方は利息だけで比較し、期間を固定する価値と、いつでも使える価値を合わせて選びましょう。

他行も比べる場合は、定期預金の金利比較で期間と条件をそろえ、普通預金・定期預金・個人向け国債の使い分けも参考にしてください。

満期の受取りは3種類。引き落とし資金は前日までに

満期の取扱い元金と利息の行き先
元利自動継続元金と利息を合わせ、同じ期間の定期へ継続
元金自動継続元金を同じ期間の定期へ継続し、利息を普通預金へ入金
自動解約受取元金と利息を普通預金へ入金

自動継続後は、満期日現在の円定期預金金利が適用され、最初の預入金利がそのまま続くわけではありません。満期日を指定する預入は自動解約受取のみです。使う予定のある資金は、申込時の取扱いとログイン後の契約内容を確認してください。

満期解約の資金は満期日に普通預金へ入ります。ただし、同日の口座自動振替や振込予約の引落時間に間に合わない場合があります。家賃やカード代金などに使う場合は、満期資金だけを当てにせず、前日までに必要額を普通預金へ用意しておきましょう。満期の取扱い全般は定期預金が満期になったときの手続きも確認できます。

一部解約は不可。1年未満の解約は金利が大きく下がる

ネット定期の中途解約は、ログイン後「円定期・外貨・FX・投信」→「円定期預金解約」から手続きし、元利金は普通預金へ即時入金されます。手数料はありませんが、満期まで持った場合の金利は受け取れません。一つの定期を一部だけ解約することもできません。

ネット定期の期限前解約利率
新規預入・最終継続からの経過期間適用される利率
1年未満約定利率×10%と、解約日の普通預金利率の低い方
1年以上3年未満約定利率×15%
3年以上5年未満約定利率×20%
5年以上7年未満約定利率×25%
7年以上10年未満約定利率×30%

例えば、年0.50%で契約した定期を1年未満で解約し、解約日の通常普通預金金利が年0.30%なら、低い方の年0.05%(0.50%×10%)で利息を計算します。普通預金のステップアップ金利を、そのまま中途解約利率として受け取る仕組みではありません。解約利率は小数点第4位以下を切り捨て、預入日から解約日前日までの365日基準・半年複利で計算します。

一部だけ使う可能性がある場合は、例えば100万円を一つにせず50万円ずつ2口に分けて預けると、必要な1口だけを解約し、残りを満期まで保有できます。

出典:PayPay銀行「期限前解約時の取り扱い」「円定期預金 商品要項」。

普通預金と定期預金は、同じ銀行の保護枠を合算する

利息の付く円普通預金と円定期預金は、同じPayPay銀行内で合計し、預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息が預金保険で保護されます。普通預金800万円と定期預金400万円なら、元本は合計1,200万円となり、全額が保護枠に入るわけではありません。ポイントの適用上限500万円や特別金利の上限1,000万円は、預金保険とは別の条件です。

1,000万円を超える資金の分散は1,000万円以上を預けるときの銀行の分け方、制度の対象は金融庁「預金保険制度」で確認できます。

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資金を移す前に、振込手数料や無料回数、引落口座の残高も確認しましょう。

銀行をお得に活用するには、預金金利だけでなく、満期後の自動継続金利、給与受取、口座振替、振込手数料、ATM手数料、ポイントプログラムなどもあわせて確認するのがおすすめです。定期預金の金利が高い銀行でも、普段使いの手数料が高ければ総合的なメリットは小さくなることがあります。

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