楽天銀行の定期預金と資金お引越し定期の選び方

楽天銀行の通常定期は1年まで年0.50%、本人名義の他行口座から当月に振り込んだ資金向けの「資金お引越し定期」は1カ月年0.55%です。100万円・30日の税引後利息の差は約33円なので、資金移動の費用と満期後の使い道も合わせて選びましょう。

資金お引越し定期は自動継続後に通常定期となります。満期に使う資金は、満期日の前日までに受取方法を確認しておくと安心です。

2026年10月15日時点/更新日:10月15日。金利は税引前の年利です。

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通常定期と資金お引越し定期の金利・最低額

楽天銀行の円定期預金:2026年10月15日時点、税引前の年利
商品・期間年利最低預入額・対象資金
通常定期:7日・14日0.50%10万円以上、1円単位
通常定期:1・3・6カ月、1年0.50%1,000円以上、1円単位。新規資金の条件なし
通常定期:2年0.65%
通常定期:3年0.80%
通常定期:5年1.00%
通常定期:7年1.10%
通常定期:10年1.25%
資金お引越し定期:1カ月0.55%1,000円以上、1円単位。本人名義の他行口座から当月に振り込んだ資金が対象

通常定期の預入額に上限はありません。資金お引越し定期は当月の預入額が合計1,000万円までです。どちらも楽天銀行の普通預金口座を持つ個人が対象で、普通預金から振り替えて申し込みます。ATMへの入金だけでは、資金お引越し定期の対象資金になりません。

預入時の金利は満期まで固定されます。年1.25%は10年間毎年受け取れる複利商品という意味ではなく、通常定期は365日を1年とする日割りの単利です。10年以内に使う可能性がある資金は、利率だけで長期に固定せず、使う時期に合う満期を選びましょう。

出典:楽天銀行の預金金利、10月15日の通常定期金利表、定期預金の商品詳細説明書。新規預入の金利は変更される場合があります。

1カ月年0.55%と年0.50%の差は、100万円・30日で約33円

資金お引越し定期の年0.55%は、1カ月で元本の0.55%が増える利率ではありません。100万円を30日間預けた場合、税引後利息の目安は約360円で、同期間の通常定期との差は約33円です。

100万円を30日間、満期まで保有した利息の概算
商品年利税引前税引後
通常定期1カ月0.50%約411円約327円
資金お引越し定期1カ月0.55%約452円約360円

税引前は「100万円×年利×30日÷365」、税引後はその金額に0.79685を掛けて四捨五入した概算です。税率は20.315%。実際は暦による日数、利息の円未満切捨て、税額の端数処理で異なります。振込・出金等の費用は含みません。

例えば、資金を移すためだけに振込手数料220円を払うなら、約33円の上乗せではその費用を回収できません。振込元の無料回数、満期後の使い道、戻すときの費用まで含めて選ぶと、利息以上の支出を防げます。220円は費用がかかる場合の仮定で、楽天銀行への入金手数料を示す金額ではありません。

手元ですぐ使える資金は普通預金も候補になります。通常普通預金は年0.40%、マネーブリッジ利用者は1,000万円以下の部分が年0.48%、超過部分が年0.42%の変動金利です。マネーブリッジの優遇は前月末までの設定完了などが条件で、設定当日からとは限りません。マネーブリッジの仕組みと優遇金利の対象条件を確認してください。第一生命・OKB・NCB各支店とJRE BANK口座はマネーブリッジの優遇対象外です。

資金お引越し定期は「名義・当月・残額」を確認する

  1. 他の銀行にある本人名義の口座から、楽天銀行の本人名義口座へ振り込みます。カナ名義の完全一致が必要で、依頼人名に記号を足したり、旧姓と現姓が異なったりすると対象外になります。
  2. 振込と同じ月のうちに、ログイン後の「預金・資産運用」→「定期預金」→「資金お引越し定期預入情報入力」で預入可能金額を確認します。
  3. 商品名、1カ月の期間、金額、適用金利、満期日、満期取扱を照合して申し込みます。円定期の積立購入には使えません。

預入可能額は、普通預金残高と「当月の対象振込総額から、既に資金お引越し定期に預けた額を引いた残額」の小さい方です。月間1,000万円の上限も適用されます。

例えば当月の対象振込120万円、既に預入済み50万円、現在の普通預金残高60万円なら、残る対象枠は70万円でも、追加で預けられるのは60万円です。既存の資金お引越し定期を途中解約しても、使用済みの枠は戻りません。10月に振り込んだ資金を11月に新たに預けても、10月の振込実績は使えません。

出典:楽天銀行「資金お引越し定期」の対象資金、預入可能金額、月内の追加預入・中途解約の取り扱い。

満期の受取りは3種類。お引越し定期も継続後は通常金利

  • 元利自動継続:元本と税引後利息を合わせ、同じ期間の通常定期へ継続します。
  • 元金自動継続:元本だけを同じ期間の通常定期へ継続し、利息は普通預金へ入ります。
  • 満期自動解約:元本と利息が、満期日中に普通預金へ入ります。

資金お引越し定期を自動継続しても、年0.55%の優遇がそのまま続くわけではありません。継続日の同期間の通常定期金利で新たに契約されます。満期に使う、または他行へ預け替える予定なら、満期自動解約が候補です。

満期取扱は満期日の前日まで変更できます。PCではログイン後の「円預金」→「定期預金(通常定期・新型定期)」→「通常定期預金」の明細照会から、対象明細の「満期取扱変更」を選びます。受取方法を選び、確認・変更実行まで進めてください。満期日中の入金なので、その日の早朝の引落資金は別に確保しておきましょう。

出典:商品詳細説明書と満期取扱の確認・変更方法。受取方法全般は定期預金の満期と利息も参考になります。

一部解約はできない。使う予定の資金は先に分ける

通常定期はログイン後に中途解約できますが、1本の一部だけを引き出すことはできません。100万円のうち30万円を先に使う可能性があるなら、30万円を普通預金に残すか、30万円と70万円の別明細にしておく方法があります。

現在の通常定期の中途解約利率は、実際の預入期間が1年未満なら約定利率の5%、1年以上3年未満は10%、3年以上5年未満は15%、5年以上7年未満は20%、7年以上10年未満は25%です。資金お引越し定期の1カ月未満の解約は約定利率の5%です。途中解約では、満期まで保有した場合と同じ年利で日割りした利息を受け取れません。

普通預金と円定期などの対象預金は、楽天銀行内で合算して預金者1人あたり元本1,000万円とその利息までが預金保険の保護範囲です。普通預金200万円と定期900万円なら合計1,100万円で、元本100万円が上限を超えます。商品ごとの預入上限と、預金保険の上限は別です。

出典:定期預金の商品詳細説明書、金融庁の預金保険制度、国税庁の利息にかかる税金。1,000万円を超える預け方は銀行の分散と預金保護を確認してください。

楽天エクステ預金は新規受付停止中

楽天エクステ預金のフラット10年・15年とステップアップ10年は、2026年4月20日から募集が停止されています。現在の通常定期の金利とは別の商品で、過去の金利表から新たに申し込める商品と判断しないでください。

既に保有している満期特約付きの預金は、通常定期と満期・解約条件が異なります。原則として中途解約できず、銀行がやむを得ないと認めた解約でも費用が元本から差し引かれる場合があります。手元の契約書面と満期特約定期預金規定を照合してください。

出典:楽天エクステ預金の新規預入一時停止のお知らせ、現在の募集停止案内。

預ける金額と期間が決まったら、他の銀行の同じ期間の定期預金や別の金額の利息も比べて選びましょう。

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他行へ資金を移すときは、振込手数料や無料回数、入出金のタイミングも確認しましょう。

銀行をお得に活用するには、預金金利だけでなく、満期後の自動継続金利、給与受取、口座振替、振込手数料、ATM手数料、ポイントプログラムなどもあわせて確認するのがおすすめです。定期預金の金利が高い銀行でも、普段使いの手数料が高ければ総合的なメリットは小さくなることがあります。

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定期預金の金利、預入期間、満期と中途解約の条件を比べて、使う時期に合う預け先を選びましょう。