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定期預金は何年もの?使う予定と利息で選ぶ

定期預金は「何年ものが一番得か」だけでなく、いつ・いくら使うかから選びましょう。近い支出に必要なお金は取り分け、残りの資金で短期の見直しやすさと長期の固定金利を比較します。

短期を継続したときの将来金利は未定です。1年と2年を比べるなら、同じ2年間の税引後利息と費用をそろえると、必要な金利差が分かります。

2026年10月28日時点/更新日:2026年10月28日。通常の固定金利型の円定期預金が対象です。

白紙の卓上カレンダーと時計、木製の仕切りに分けて置いた封筒3個
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最初に「いつ・いくら使うか」を分ける

満期より前に必要になる可能性があるお金は、長い定期預金にまとめない方が取り出しやすくなります。生活費、税金、学費、車の買替えなどの予定額を先に取り分け、残りの資金で預入期間を選びましょう。

余裕資金100万円に、次の支出予定がある場合の配分例
使う予定金額預け方の候補
半年以内。支払日は未定20万円必要時に使える普通預金などに残す
1年後に使う30万円支払日より前に満期が来る定期預金。送金日数も見込む
当面3年間は使う予定がない50万円短期を継続して見直すか、2年・3年で固定するかを比較

支払日と満期日を同日にすると、満期金の入金時刻によっては支払いに間に合いません。普通預金への入金、必要なら他行への振込まで確認してください。最低預入額や1口の単位も銀行・商品で異なるため、上の金額のまま申し込めるとは限りません。

生活費の備えまで定期預金に入れず、急な支出を普通預金で賄えるかを先に考えましょう。満期の受取方法は元利・元金継続と自動解約の違いで確認できます。

短期は見直しやすく、長期は金利を固定できる

通常の固定金利型の円定期預金は、預入時に決まった金利が満期まで適用されます。期間が長いほど必ず高金利になるわけではありません。同じ銀行でも、1年と2年の金利が同じ場合や、期間限定の短期商品が高い場合があります。

満期まで使わない資金で比較するポイント
選び方利点確認したいこと
3・6カ月や1年など短め満期ごとに使い道や預け先を見直しやすい次の金利は未定。下がれば、その後の利息も減る。振込費用や申込条件も確認
2・3・5年など長め契約時の金利を長く固定できる途中で市場金利が上がっても契約金利は上がらない。中途解約時の利率も確認

短期にしておけば必ず有利というわけでも、長期なら必ず収益が増えるわけでもありません。長期固定の金利と、短期を継続した場合に必要な次回金利を、同じ年数で比べると判断しやすくなります。

出典:全国銀行協会「定期預金」、全国銀行協会の金利変動リスクの説明、楽天銀行の通常定期預金「適用金利」。

2年固定と1年ずつの預け直しを、同じ2年間で比べる

元本100万円を2年間運用し、2年固定が年1.20%、1年ずつの場合は1年目が年1.00%という条件では、2年目が年1.40%なら税引前利息は同額になります。年1.00%・1.20%・1.40%などは比較の仮定で、特定銀行の現在金利や将来予測ではありません。

元本100万円、各年365日、単利、利息の再投資・費用なし
預け方と年利の条件2年間の税引前利息税引後利息
2年固定:年1.20%24,000円19,125円
1年ずつ:年1.00%→年0.80%18,000円14,344円
1年ずつ:年1.00%→年1.40%24,000円19,125円
1年ずつ:年1.00%→年2.00%30,000円23,906円

1年ずつの契約は1年目の利息を再投資せず、2年目も元本100万円を預ける条件です。2年固定は730日、利息は「元本×年利(%)÷100×日数÷365」で計算します。一般課税で国税15.315%・地方税5%を各支払時の利息に掛け、税額の円未満をそれぞれ切り捨てています。実際の日数、複利・中間利払い、端数処理、非課税制度の適用で金額は変わります。

2年目の金利がまだ分からない以上、短期の継続で必ず24,000円以上を受け取れるとは限りません。次の金利を見直せる柔軟さと、今の金利を固定する利点のどちらを重視するかで選びましょう。預け替えの空白期間や振込費用があれば、その分の利息・手取りも変わります。

出典:国税庁「利息を受け取ったとき」、楽天銀行の商品詳細説明書「金利計算方法」。別の金額は利息計算シミュレーターで概算できます。

一部を使う可能性があるなら、契約を分けておく

「100万円のうち20万円だけ必要になったら、その分だけ引き出す」と考えていても、一部解約できない定期預金があります。UI銀行のスーパー定期や楽天銀行の通常定期は、1本の一部だけを中途解約できません。

使う可能性がある20万円を普通預金に残すか、預ける段階で契約を分ける方法を検討できます。契約を分けても預入期間の途中なら、中途解約する契約には所定の利率が適用されます。満期金利のまま、預けた日数分の利息を受け取れるとは限りません。

同じ銀行で契約を分けることと、預金保険の保護枠を増やすことは別です。利息の付く普通預金や対象の定期預金は、同じ金融機関内で合算して預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息等が保護されます。大きな金額は同じ銀行での合算と預け先の分散も確認してください。

出典:UI銀行スーパー定期の商品概要「中途解約」、楽天銀行の商品詳細説明書「中途解約」、金融庁の預金保険制度。

満期を分散したら、受取方法と次の期限も管理する

資金を半年・1年・2年などに分けると、一度に全額を長期間固定せず、順番に見直せます。ただし、満期が来るたびに必要な金額と次の利用予定を確認しなければ、自動継続で再び定期預金に預け入れられ、払戻しの手続きや中途解約が必要になる場合があります。

  1. 預ける前に、使う予定日・必要額と満期日を照合する。
  2. 最低預入額、対象者、優遇の期限、税引後利息、送金費用を確認する。
  3. 元利継続・元金継続・自動解約などの受取方法と、変更期限を確認する。
  4. 満期前に通知やカレンダーを確認し、入金先・次の金利・預け直す金額を決める。

現在の商品を選ぶときは確認日付きの銀行金利と対象条件を比較し、受取りの操作は銀行ごとに異なる満期の変更期限・払戻しを確認してください。仕組預金や外貨預金は、通常の固定金利円定期と異なる満期・解約・元本の条件を持つ場合があるため、同じ扱いで選ばないようにしましょう。

短期・長期を選ぶときの金利変動

金利が上がる場合・下がる場合の考え方と、中途解約に注意が必要な理由を確認できます。

All Aboutの預入期間の解説を読む

関連するマネー情報

家計簿で今後の支出を確かめ、生活費と定期預金に回すお金を分けましょう。他行へ移すときは振込手数料も確認してください。

銀行をお得に活用するには、預金金利だけでなく、満期後の自動継続金利、給与受取、口座振替、振込手数料、ATM手数料、ポイントプログラムなどもあわせて確認するのがおすすめです。定期預金の金利が高い銀行でも、普段使いの手数料が高ければ総合的なメリットは小さくなることがあります。

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定期預金の金利、預入期間、満期と中途解約の条件を比べて、使う時期に合う預け先を選びましょう。