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2026年夏、定期預金に再注目。金利上昇局面で見たいポイント
この記事は2026年6月18日時点で確認できる公表情報をもとに作成しています。定期預金の金利、キャンペーン条件、募集期間、預入上限は変更されることがあるため、申込前には必ず各金融機関の公式情報を確認してください。
2026年の定期預金は、ここ数年の「ほとんど金利が付かない商品」という印象から変わり始めています。日本銀行の金融政策が正常化方向に進み、ネット銀行や信託銀行、証券会社連携型の商品で、年1%台の定期預金キャンペーンが目立つようになりました。
一方で、金利が上がる局面では「一番高い金利だけを見る」選び方は危険です。対象者が限定されるキャンペーン、短期間だけ高い商品、満期後に通常金利へ戻る商品、最低預入額が大きい商品が混在しているためです。
2026年6月18日:定期預金情報編集部
最近の話題1:政策金利が0.75%程度へ
日本銀行は2026年4月28日の金融政策決定会合で、無担保コールレート(オーバーナイト物)を0.75%程度で推移するよう促す方針を決定しました。定期預金の金利は日銀の政策金利だけで決まるわけではありませんが、銀行が預金金利を見直す背景として重要です。
この決定では、1.0%程度への引き上げを求める反対意見も出ています。つまり、預金者側から見ると「今後も金利が上がる可能性を前提に、長期固定しすぎない」という視点が必要になっています。
詳しい考え方は「金利上昇局面の定期預金の選び方」でも整理しています。
最近の話題2:夏のボーナス時期に高金利キャンペーンが増加
2026年6月は、夏のボーナス資金を意識した定期預金キャンペーンが増えています。マネーマガジンの2026年6月版ランキングでは、6カ月もの年2.00%、5年もの年1.80%、1年もの年1.20%台など、以前の低金利期とは明らかに違う水準の商品が並んでいます。
ただし、上位の商品ほど条件差も大きくなります。新規口座開設者限定、証券口座との連携、店頭申込限定、最低預入額が高い、募集総額に達すると終了する、といった条件があるためです。
最新のキャンペーン水準は「定期預金金利ランキング」で確認できます。当サイト内では「定期預金金利比較」で主要ネット銀行の金利を整理しています。
最近の話題3:1年もの、6カ月ものの使い勝手が上がっている
金利上昇局面では、5年などの長期定期を一気に組むよりも、6カ月や1年の定期預金を使って満期を分散する方が扱いやすい場合があります。満期が短いほど、次の金利上昇時に預け替えしやすいためです。
たとえば、生活防衛資金は普通預金や短期定期に置き、1年程度使わない資金は1年定期、さらに長く置ける資金だけを複数年定期にする、といった分け方が現実的です。すべてを一つの商品にまとめるより、満期時期をずらす方が判断の自由度は高くなります。
「生活防衛資金の置き場所」や「まとまった資金の預け方」もあわせて確認してください。
注意点:税引後利回りと預金保険を確認する
定期預金の金利は通常、税引前の年利で表示されます。個人が受け取る預金利息には、原則として所得税・復興特別所得税15.315%と地方税5%、合計20.315%の税金がかかります。年1.20%の定期預金でも、税引後の実質的な受取利回りは約0.956%です。
また、定期預金は元本保証の金融商品ですが、銀行が破綻した場合の預金保険には上限があります。1金融機関ごとに元本1,000万円とその利息までが保護対象です。1,000万円を超える資金を預ける場合は、銀行を分ける、満期を分ける、決済用預金を併用するなどの管理が必要になります。
関連ページとして「定期預金の利子・利息と税金」「定期預金と元本保証・預金保険」「銀行に1000万円以上預ける場合の考え方」を用意しています。
まとめ:高金利化した今こそ、条件を読む必要がある
2026年夏の定期預金は、低金利時代よりも選ぶ価値が大きくなっています。特に1年もの、6カ月もの、ボーナス時期のキャンペーンは、普通預金に置きっぱなしの資金を見直すきっかけになります。
一方で、金利だけを見て選ぶと、満期後に低い通常金利で自動継続されたり、中途解約で想定より利息が少なくなったり、預金保険の範囲を超えてしまったりする可能性があります。
これからの定期預金選びでは、金利、期間、対象条件、満期後の扱い、税引後利回り、預金保険の範囲をセットで確認することが重要です。
参考にした公表情報
定期預金コラム一覧
・定期預金残高9年ぶり低水準、普通預金残高過去最高(2017年3月)
・マイナス金利で定期預金を100万円しても年80円しか利息が付かない(2016年4月)
・日銀が導入したマイナス金利で定期預金もマイナス金利になる?(2016年4月)
・トヨタの元本保証株式は定期預金の代わりになるか(2015年6月)
・2015年夏のボーナス。貯金するという割合は減少(2015年6月)
・おひとりさまの老後に必要なお金と年金(2014年3月)
・地方銀行の預金が減少、預金減少時代と銀行の対策(2014年2月)
・気づいたら貯金ゼロ。 約3割の世帯が貯金ゼロの時代(2013年8月)
・2013年夏の定期預金ボーナスキャンペーン始まる(2013年6月)
・オリックス銀行のeダイレクト金銭信託は買いか?(2013年5月)
・2013年5月の定期預金金利は下落(2013年5月)
・2013年4月の預金金利はさらに下落へ(2013年4月)
・インフレ時の定期預金は損な商品なのか?(2013年2月)
・仕組預金は解禁へ「ペイオフ対象外は利息部分のみ」(2012年11月)
・積立預金(定期)はお金をためる第1歩(2012年8月)
・仕組預金は愚か者向けの金融商品なのか?(2012年7月)
・確定拠出年金と定期預金(2012年6月)
・定期預金と証券会社のMMF、どっちがお得? (2012年5月)
・定期預金特別金利キャンペーンで注意したいポイント(2012年4月)
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